札幌市“ドカ雪”うけ通学路で急ピッチの除排雪 道路脇にあった高い雪山は? 排雪の見通しも
今週前半の大雪で、札幌市内では急ピッチで除排雪が続いています。
幹線道路と合わせて優先されているのが、子どもたちの通学路です。
小学校の始業式が来週に迫る中、作業は間に合うのでしょうか。
(鷲見記者)「排雪が入り道路の幅が広くなっている」
18日朝の札幌市北区の住宅街です。
車がすれ違えるほど道路の幅が確保されていました。
月曜の夜から札幌を襲った今シーズン一番のドカ雪で、市民は昼夜問わず雪かきに追われました。
多くの道路脇に雪が高く積み上げられ、車が通るのもやっとです。
こうした中、17日から始まったのが…
(鷲見記者)「高く積まれている雪山を崩す作業がはじまりました」
市内には除排雪が入る道路が5400キロほどあります。
小学校の始業式が来週22日と迫る中で、重点的に作業を進めているのが通学路です。
小学校につながるこの通りも夜中に排雪が完了し、歩行者が安全に通行しやすくなっていました。
(住民)「道路に段差ができていたが、排雪が入ってきれいになったからよかったです」
中にはまだ排雪が行き届いていない通学路もありますが、市の担当者は今後の見通しについて…
(札幌市雪対策室 井上実事業課長)「来週からの始業式に向けて幅員確保、児童が安全に通れるような道路を目指して作業を行っています。児童が多く通って、道幅が狭い生活道路のような場所で歩道の除雪を行っていない道路について、車同士がすれ違えるくらいの除雪を行っています」
札幌市は、特に児童が多く通るおよそ269キロの通学路について優先的に除排雪を進める方針で、始業式までには作業を終わらせたい考えです。