死亡の男子大学生「変わった様子なく元気だった」事件前日は大学に 3人以上から暴行か 殺人容疑視野
北海道江別市の公園で男子大学生が死亡した事件で、大学生が前日の夜に市内でひとりで歩いている様子が、防犯カメラにうつっていたことがわかりました。
警察はその後、少なくとも3人以上から暴行をうけたとみて交友関係を中心に捜査しています。
(山本記者)「男性が倒れていたのは、非常に見通しが良く比較的人目に付きやすいような道でした」
千歳市の大学生・長谷知哉さん20歳は26日朝、江別市の公園で全裸で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
長谷さんの死因は外傷性ショックで、遺体には顔や上半身を中心に複数のあざがありました。
身に着けていた衣服や所持品は見つかっていません。
高校では合唱部だったという長谷さん。
卒業後、千歳市でひとり暮らしをしていました。
先週会ったという友人は、特に変わった様子はなかったといいます。
(長谷さんの友人)「変わった様子はなくいつも通り元気だった。まじめな人でいつも課題を一緒にやったり、登校を一緒にしたりとか仲良くさせてもらっていた。全然人とトラブルになるような感じはないです」
別の友人の話では、事件前日の昼ごろまでは長谷さんは大学にいたといいます。
捜査関係者によりますと、その日の夜、長谷さんが江別市内をひとりで歩く様子が防犯カメラにうつっていたということで、その後、被害にあったとみられています。
警察は、遺体の状況から少なくとも3人以上が暴行を加えたとみて調べるとともに、交友関係のトラブルから事件に発展した可能性があるとみて、殺人の疑いも視野に捜査を続けています。