死亡の大学生 千歳からJRで移動か 防犯カメラに歩く姿 交友関係のトラブルから事件に発展か
北海道江別市の公園で男子大学生が死亡した事件で、大学生が前日の夜に大麻駅周辺をひとりで歩いている様子が、防犯カメラにうつっていたことがわかりました。
警察はその後、少なくとも3人以上から暴行をうけたとみて、交友関係を中心に捜査しています。
(山本記者)「男性が倒れていたのは、非常に見通しが良く比較的人目に付きやすいような道でした」
千歳市の大学生・長谷知哉さん20歳は26日朝、江別市の公園で全裸で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
長谷さんの死因は外傷性ショックで、遺体には顔や上半身を中心に複数のあざがありました。
身に着けていた衣服や所持品は見つかっていません。
高校では合唱部だったという長谷さん。
卒業後、千歳市でひとり暮らしをしていました。
まじめな優しい性格で、友達が多かったといいます。
(長谷さんの友人)「まじめな人でいつも課題を一緒にやったり、登校を一緒にしたりとか仲良くさせてもらっていた。友達は結構多かったと思うので、全然人とトラブルになるような感じはないです」
別の友人は、事件前日の昼ごろに長谷さんと大学で会ったといいます。
(長谷さんの友人)「最後に会ったのは25日。一緒に(大学内で)インフルエンザの予防接種を受けるときだったので、予防接種受けるんだみたいな話をした。普段通りでしたね。変な様子はなかったです」
捜査関係者によりますと、長谷さんはその後、千歳駅からJRで移動したとみられ、夜には大麻駅周辺の防犯カメラにひとりで歩く様子がうつっていたことが新たに分かりました。
警察は、遺体の状況から少なくとも3人以上が暴行を加えたとみて調べるとともに、交友関係のトラブルから事件に発展した可能性があるとみて、殺人の疑いも視野に捜査を続けています。