99%が輸入…でも開発苦節15年!その名も“北大ラズベリー”に熱視線&熱弁・星野洋一郎教授
洋菓子などで使われるラズベリー。
国内ではおよそ99%が輸入品ですが、北海道大学が15年の歳月をかけて開発したラズベリーに期待が集まっています。
道内に自生するキイチゴと外国産のラズベリーをかけ合わせた「北大ラズベリー」。
北大の星野教授が学生たちと共に15年かけて開発しました。
(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 星野洋一郎教授)「本当にうまくいくかどうか分からない状態でずっとやっていて、手探りで、もう本当にうまくいくのかなという思いだったんですけど、ラズベリーらしい爽やかな酸味と香り、それから美味しさですね。兼ね備えた非常に美味しいラズベリーだと思います」
現在、余市町の2つの農園で栽培されている「北大ラズベリー」。
農家にとってもメリットが多いといいます。
(砂川果樹園 砂川啓二さん)「まず病気に強いということと、それと虫がつかないということ。うちは基本無農薬でやっているんですけどね。食べたらおいしいんだけど虫には嫌われているみたい(笑)」
「北大ラズベリー」の品質の高さに目を付けたのは、北大と産学連携協定を結んでいる日本航空です。
2024年2月から自社のショッピングサイトで販売を始めました。
(日本航空北海道支社 近藤英夫さん)「出だしかなり多く売れたという風に我々も認識していますので、我々が北海道大学の北大ラズベリーを広めていけるお手伝いができればいいかなと思っています」
「北大ラズベリー」を広く知られる存在にー
星野教授も思いは同じです。
(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 星野洋一郎教授)「いろんな人に知っていただきたいと同時に、作りたい人がいればいろんな人にお分けしていただいて、作る人・食べる人も含めて皆さんで味わっていただけたり、伝えていきたいと思っています」
国内のラズベリーのほとんどが輸入品で占められる中、「北大ラズベリー」に期待が集まっています。