吸排気口が埋まると酸欠に… 豪雪地帯・岩見沢市で職員がパトロール 道路の情報発信も 北海道
連日気温が上昇していた北海道内は8日、一転して寒さが戻りました。
大雪の影響がいまも残る岩見沢市では、市の職員による住宅街のパトロールや排雪作業が進んでいます。
いまだ大雪の影響が残る岩見沢市です。
大きな雪庇がせり出した住宅がいたるところに見受けられます。
そんな雪庇をスコップで落とすのは岩見沢市の職員です。
岩見沢市では、7日から8日にかけて気温が上がったことをうけ、市の職員が1人暮らしの高齢者宅などをパトロールしました。
屋根の雪庇や玄関口などの除雪状況を確認するためです。
(岩見沢市の職員)「一番気を付けなきゃいけないのがストーブの吸排気口、埋まってしまうと酸欠になるかもしれないので、そういうところをチェックして歩いています」
岩見沢市の積雪は、1月5日に今シーズン最大となる149センチを記録、8日午後3時現在113センチとなっています。
豪雪地帯である岩見沢市では、除排雪の情報発信を積極的に取り組んでいます。
排雪のために通行止めにしている道路を地図上で赤く表示し、スマートフォンなどで確認することができます。
(岩見沢市除排雪推進本部 谷口友英さん)「日中通行止めにして作業するので、市民には迂回していただくことになるので、(市民は地図を見て)事前に迂回の検討を進められる」
通行止めの場所を事前に示すことで、排雪作業中の道路付近を通る車の量が減り、トラックなどの移動がスムーズになったといいます。
(鷲見記者)「二十歳の集いが開かれる会場前は車1台がやっと通れるくらいの道幅ですが、集いに向けて排雪作業が行われています」
バス路線の排雪作業は年末年始もすすめられ、路線バスは7日までにすべての運行が再開されました。
(岩見沢市除排雪推進本部 谷口友英さん)「(排雪作業は)バス路線を優先し、あとは行事含めて15日から小中学校も始まるので、それまでに学校周辺の排雪を終わらせたい」
(恩田記者)「一気に冷え込んだ札幌市内です。雪が降り、車道も白くなっています。また、歩道の一部が凍り滑りやすくなっています」
一方、札幌では8日朝の最低気温が氷点下3度を観測しました。
日本海側を中心に、8日から9日にかけて警報級の大雪や暴風雪になる予想で、交通機関への影響に注意が必要です。