髪の毛が凍る 氷点下30℃を体感 カーリングも満喫 札幌市青少年科学館リニューアル
氷点下30℃の極寒の気温も体験できます。
札幌市青少年科学館が来月1日にリニューアルオープンするのを前に6日、報道向けに事前公開されました。
こちらは新たに登場した氷点下30℃の極寒の気温を体験できるコーナーです。
(石黒記者)「カチカチです」
来月1日にリニューアルオープンする札幌市青少年科学館は、大幅に展示品の入れ替えをしています。
(石黒記者)「2階に上がって最初に目に入るのは「雪と氷」のエリアです。雪にちなんだ展示品が、たくさん並んでいます」
リニューアル後は、館内を大きく6つの分野にわけ展示品を並べています。
特に2階にある「雪・氷エリア」は、ウィンタースポーツや北海道の暮らしに身近なものから科学を学んでほしいと、大幅にエリアを拡大しました。
雪・氷エリアの中でもパワーアップして登場したのが、「低温プレイグラウンド」
以前は氷点下10℃を体験できる展示でしたが、リニューアル後はなんと氷点下30℃以下!
実際に中に入って濡れたタオルを振り回す実験をしてみると…
(石黒記者)「30秒ほどタオルを回しましたが、カチカチに凍っています」
5分も経たないうちに髪の毛も凍ってしましました。
雪・氷エリアで一番存在感を放っていたのが、カーリングの展示。
ウインタースポーツを楽しみながら、氷や雪について学べます。
実際に記者が体験してみました。
(石黒記者)「結構こすらないと勢いが全然つかないですね」
相手チームのストーンをはじこうとしますが…自分のストーンもはじかれてしまいました。
(石黒記者)「もうちょっと内側でしたね」
終了後には、なぜ氷を磨くとストーンが滑るのかについて学ぶことができます。
パワーアップして登場した展示は他にも―
札幌市で働く乗り物を展示している、「サッポロバックステージ」というエリアでは、1981年の開館当初からある地下鉄の車両が。
運転席にバーチャル映像がうつされ、東西線のひばりヶ丘駅から新さっぽろ駅までの区間を操作体験ができる新機能が追加されました。
また北海道の生活には欠かせない、除雪車の乗車体験もすることができます。
(札幌市青少年科学館 高橋志織さん)「身近な暮らしの中にも科学の原理ですとか仕組みが使われているということに気づいてくれたらうれしいし昔通っていた科学館とは違う生まれ変わった科学館で楽しんでいただきたい」
身の回りのことから科学を学んでほしいと生まれ変わった、札幌市青少年科学館。
リニューアルオープンは4月1日です。