旅行費用は過去最高 5類移行後初の年末年始 ホテルは予約埋まる 物価高でアジア圏が人気
新型コロナ5類移行後はじめての年末年始となりますが、みなさんどのように過ごす計画でしょうか。
札幌の温泉ホテルでは単価の高い部屋から予約が埋まる人気ぶりだということです。
札幌の奥座敷・定山渓。
こちらのホテルの自慢はもちろん、源泉かけ流しの温泉です。
とくに7階にある2人で1室およそ10万円のプレミアムルームでは、部屋から雄大な景色が一望できます。
それだけではありません!
(阿部記者)「お部屋もソファも大きくてゆったり。それだけでなく部屋にお風呂があります」
1年の疲れをゆっくりと癒やしたいお正月。
新型コロナの5類移行後初めての年末年始とあって、こちらのホテルでは既に予約がいっぱいという人気ぶりだといいます。
(章月グランドホテル 田島晃祐ミドルマネージャー)「例年よりも早く予約が入り、埋まるペースが速かった。高いお部屋、温泉付きの家ですとか広いお部屋、単価の高いお部屋から予約が入っていました。制限が一切なくなっての年末年始ということで、お客様の期待が多かったのかなと思います」
旅行会社大手JTBの調べでも、年末年始の1人あたりの旅行費用は4万1000円と過去最高にー
国内の旅行者数もコロナ前の96%まで回復してきました。
一方、先月、道民に人気の“ハワイ”の専用デスクを設置した旅行会社エイチ・アイ・エスです。
年末年始に人気の渡航先はというとー
(エイチ・アイ・エス 小串恭之さん)「バンコク、台北、ハワイとなっています」
ハワイを押しのけ物価の安いアジア圏が人気です。
(エイチ・アイ・エス 小串恭之さん)「コロナ前は(ハワイへの)チャーター便が運航するなど便数が飛んでいたが、まだそこが戻っていない現状があります。円安の影響、物価高の影響も一部あるかと思います」
しかしエイチ・アイ・エスによりますと、道内の年末年始の海外旅行予約状況はコロナ禍前の3割にとどまり、年明けに期待したいということです。
年末年始の過ごし方をマチの人に聞いてみるとー
(マチの人)「正月は家族みんな揃って。子どもたちも」
(マチの人)「家にいる予定です。特に何かする予定はなくて」
自宅でのんびりする人や帰省して家族と過ごすという声も聞かれました。
国内旅行や海外旅行を楽しむ人におうちでゆっくりという人も、それぞれの過ごし方で年末年始はあっという間に過ぎそうです。