けさも目撃“西野のクマ3頭”ウド食べた跡も 住民恐怖「怖いとかそんなもんじゃない」札幌市
札幌市西区の住宅街でけさ(2024年5月10日)、親子とみられるクマ3頭が目撃されました。
付近ではクマの目撃が相次いでいて、札幌市は同じクマの可能性もあるとみて警戒を呼び掛けています。
(根本記者)「いま調査員が山に登って確認作業をしていますが、あの山肌のあたりでクマは目撃されました」
3頭のクマが目撃されたのは、札幌市西区西野11条9丁目の山林です。
午前8時前、付近の住民が親子とみられるクマ3頭を目撃し、通報を受け駆けつけた警察官も体長1メートルほどのクマ1頭を確認しました。
(周辺住民)「いやあ恐ろしいですね。ここら辺も歩くのではないかと思う」
(周辺住民)「怖いとかそんなものじゃない。命にかかわること」
札幌市が現地を調査したところ、クマと思われる毛やウドを食べた痕などが見つかったということです。
(札幌市の担当者)「(クマは)おそらく山の中腹にとどまっているようなので、下手に刺激しないのが大事かと思っています」
西野周辺では今月7日にも、直線距離でおよそ1キロ離れた住宅街近くの林で、付近の住民が親グマ1頭と子グマ2頭を目撃しました。
現場からは幅およそ10センチの足跡などが見つかっています。
札幌市によりますと、目撃された時期や距離が近いことから、同じクマの可能性もあるということです。
市と警察は付近の住民に警戒を呼びかけています。