雪まつり&春節…札幌ドームはクイーンも!北海道各地、人・人・人の3連休…観光需要は回復?
雪像の周りには人、人、人。
8日間にわたって開催された冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」です。
(来場者)「思っていたよりとっても大きいです。半年くらい前から予定していました。みんなコロナにもインフルエンザにもならないように気を付けて来ました」
来場者数は238万9000人で、過去最多の来場者数だった2019年には及ばなかったものの、コロナ禍前の水準までにぎわいを取り戻しました。
実行委員会によりますと、盛況だったのが4年ぶりに復活した飲食ブースだといいます。
(来場者)「いただきまーす。おいしいです」
会場には海外から訪れた観光客の姿もー
(来場者)「楽しいですね。インドネシアから来ました」
3連休の初日には札幌の地下鉄構内に長い行列がー
(駅員)「本日札幌ドームイベント開催の影響により、福住方面行き大変混雑しております。列になってお待ちください」
札幌ドーム周辺は人であふれかえりました。
(恩田記者)「福住駅です。地下鉄で来た人たちが続々と札幌ドームへ向かっていきます。ものすごい人の数です」
その目的はー
伝説的ロックバンド「クイーン」のライブです。
実に42年ぶりの札幌公演に加えて、スペシャルゲストに函館出身の人気バンド・GLAYが登場とあっては、この大行列も納得です。
(来場者)「とても楽しかったです。クイーンは一番好きなロックバンド!」
(記者)「Tシャツですけどまだ燃えていますか?
(来場者)「そうですね。すごく熱かったですね」
温泉地・定山渓です。
湯煙の向こうでは名物の足湯を楽しんだり温泉卵をほお張る姿もー
(観光客)「もっとさらっと見る予定だったんですけど、カッパとかいて面白いし、景色もきれいなので思ったより長く見て楽しいです」
凍った阿寒湖の上でアクティビティを楽しんでいたのがー
(来場者)「上海、北京」
(来場者)「台湾から来ました」
(来場者)「香港からです」
中国や台湾からの観光客です。
中国の旧正月・春節を迎えて訪れたといいます。
(台湾からの観光客)「雪が好きで台湾では見られないのでここに来ました。寒いですけど楽しかった」
ワカサギ釣りに挑戦していたのは香港から来た男性です。
(香港からの観光客)「ざんねーん!釣れてない。思ったより寒かったので装備が足りないなと思いました」
しかし粘った結果。
(香港からの観光客)「大成功!北海道最高!」
寒さも釣果も満喫した様子でした。
(阿寒観光協会 古川幸男専務理事)「春節ということ、旧正月ということで、この3連休あたりから台湾のお客様はツアーで、中国の方はファミリー、個人で動いてる方がたくさんいます。昨年あたりもだいぶ戻ってきたんですけど、今年のにぎわいの方があるような気がしています」
3連休の最終日となったきょう(2024年2月12日)、函館にも多くの観光客が訪れました。
(台湾からの観光客)「日本のおいしいものを食べることが楽しみです」
観光地の定番・函館朝市です。
そのお目当ては海産物。
(店員)「函館は台湾の直行便があるので、台湾が中心だと思う。貝柱とか多い。中華料理に欠かせないので。毎日こうだといいんですけどね」
土産ものが揃うことで人気なのが、札幌の狸小路。
定番土産のお菓子のほか、マグネットなどの北海道らしい小物がよく売れていました。
(記者)「何を買いましたか?」
(アメリカからの観光客)「ハスカップジャムとメロンソーダ」
中国からの観光客は減少しているといいますが、東南アジアや欧米など幅広い国籍の客が訪れているのが、ことしの特徴だといいます。
(たぬきや 島口義弘社長)「台湾含めてタイ・シンガポール・マレーシアという広さをもってきたし、新しい国が増えたということではすそ野が広がりましたので、これからすごく明るいような気がします」
コロナが明けて戻り始めた観光需要。
道内は活気にあふれる3連休となりました。