マチ中華も苦悩…白菜・キャベツが高い!スーパーでも嘆息あちこち 平年並みに戻るのはいつ?
スーパーで「高いなぁ」と感じている方も多いのではないでしょうか。
キャベツや白菜など、葉物野菜の価格がいま高騰しています。
一体なぜなのでしょうか。
野菜や豚肉をふんだんに使った、ボリューム満点の「あんかけ焼きそば」です。
札幌市中央区ある飲食店です。
実はいま、高騰する食材に悲鳴をあげています。
(寿司・中国料理 福禄寿 尾友達哉店長)「ここ1年くらいで一番高くなっている『白菜』。今となっては結構貴重な食材」
あんかけ焼きそばなどに欠かせない白菜の価格がいま、この1年で最も高くなっているということです。
しかし、メニューの価格は上げるわけにもいかず、店では白菜の使用量を半分に減らし、モヤシなどを代用して乗り切っています。
(寿司・中国料理 福禄寿 尾友達哉店長)「この値段でいくとほとんど利益が…人件費も光熱費も含めるとほぼ利益がなくなってくるのではないか、というところまできている。知恵を絞り出しながらやっているのが現状です」
札幌市手稲区のスーパーです。
(岡本記者)「こちらのスーパーでは、キャベツ1玉税抜き価格200円を超える金額がついていまして、白菜を見ますと1玉税抜き価格で500円近い値段がついています」
例年300円ほどで販売している白菜は、税込み1玉538円。
キャベツも例年なら200円を下回ることが多いですが、1玉税込み270円で販売されています。
客も少しでも安い野菜をと吟味しながら買い物をしていました。
(客)「高い高い、キャベツより白菜が高くてびっくり」
(客)「高いなって。色んな野菜とあわせてちょっとずつ使っています」
キャベツや白菜が高騰しているのは、全国的な気温が影響していました。
(卸売スーパー 津司達也社長)「関東方面が2月比較的暖かくて先に出てしまって、3月になると急に、北海道もそうですけれど寒くなってしまって今度遅れる。ちょうど(出荷時期の)すき間が空いた状態です」
全国的に2月は暖かかったため、野菜が育つのが早く出荷が進み、一方で3月は寒かった影響で野菜が育たず、今がちょうど端境期で品薄になっているということです。
(卸売スーパー 津司達也社長)「先月くらいから物がなくて、物を集めるのに四苦八苦するような状態が続いています」
こうした中、スーパーでは価格が平年並みというレタスやピーマンをセールの目玉にして客を呼び込んでいます。
中央卸売市場によりますと、野菜の高値は4月いっぱい続き、5月には平年並みに安定する見通しです。