“鉄道とバスの中間の輸送規模” 札幌と石狩を結ぶ都市型ロープウエー 3ルートが候補
北海道石狩市が構想している都市型ロープウエーの3つのルート案が判明しました。
石狩市は“鉄道とバスの中間の輸送規模”を目指していて、さらに詳細な検討を進めています。
石狩市によりますと、ロープウエーは石狩湾新港地域を発着し、札幌市のJR手稲駅や市営地下鉄南北線の麻生駅、市営地下鉄東豊線の栄町駅の3つのルートをそれぞれ結ぶ想定です。
石狩市では20年以上前から、石狩市と麻生駅・栄町駅をモノレールで結ぶ案が検討されていましたが、費用面から断念していました。
石狩市によりますと、今回選んだ3つのルートは、石狩市民がバスで札幌市へ向かう際の主要なアクセス経路となっていて、最も需要が見込まれる候補地を選んだということです。
ロープウエーはかつて断念したモノレール案の6分の1から7分の1程度のコストで設計できると期待されています。
(石狩市企業連携推進課 佐々木拓哉さん)「だいたい10人前後乗りでだいたい20秒間隔くらいで走ってこられる。もしこの形で運行できるのであれば、1時間あたりの運行数がだいたい3千人くらいになるという。鉄道とバスのちょうど中間くらいの輸送能力が期待される」
石狩市はロープウエー構想に興味を持つ企業などから意見を募っていて、来年3月までにより具体的な整備方針などを公表する方針です。