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“学歴差別”の発言で問題 上越市の中川幹太市長「改めて説明したい」 進退について明言さける《新潟》

2024年7月24日 21:13
“学歴差別”の発言で問題 上越市の中川幹太市長「改めて説明したい」 進退について明言さける《新潟》

学歴差別ともとられる発言をした問題で、辞職勧告決議案が可決された上越市の中川幹太市長。24日の会見で「改めて説明したい」と繰り返し進退について明言をさけました。

神妙な表情で会見場に姿をみせた上越市の中川幹太市長。

〈上越市 中川幹太市長〉
「私としてはこれからも市長としての任務については、これからもできる限りつとめていきたいという思いはありますけども」

時折、視線をメモに落としながら会見に臨みました。

ことの発端は6月の工場誘致に関する発言。

《中川幹太市長の発言》
「基本的には高校を卒業したレベルの皆さんに働いていただくことになりますので、頭のいい人だけが来るわけではないということを前提としなければいけない」

学歴差別ともとれるとして批判の声が上がり、その後、撤回しました。

議員からは。

〈上野公悦議員〉
「市長としての資質、これは中川市長には欠けている」

〈宮越馨議員〉
「潔く政治責任を取って辞任」

「市民の期待と信頼を裏切る言動は目に余るものがある」として辞職勧告決議案が提出され、賛成多数で可決されました。

辞職勧告に中川市長は―

〈上越市 中川幹太市長〉
「速やかな辞職を求める声もありますし不適切な発言ではありますけども続投をのぞむ声も聞いております」

そのうえで…

〈上越市 中川幹太市長〉
「時期をみて改めて私の考えを説明したい。また考えについては後日明らかにしたい」

「改めて…後日」と繰り返し、進退について明言をさけました。


市政の混乱に住民は―

〈上越市民〉
「自分でやったことをしっかり受け止めて責任とった方がいいと思う」
「悪気があったわけじゃないもんね。一生懸命やってらっしゃるからいいんじゃない」
「自分だってそんな学歴があったかわからないけども、言われた人はかわいそう」

中川市長は、9月の議会前には進退について判断し表明したいとしています。