大谷翔平選手を擁するロサンゼルス・ドジャースが3月18日の東京での開幕戦に向けて13日、来日しました。そしてそのドジャースと南魚沼市の酒造会社、八海醸造がパートナーシップ契約を結んだことが発表されました。八海山がドジャースの「公式日本酒」となります。

飛行機に乗り込み、日本へと向かう、ドジャースの選手たち。チームの公式SNSでは山本由伸投手、佐々木朗希投手がリラックスした表情で飛行機に乗り込む様子が公開されました。そして大谷翔平選手も日本に向け出発しました。

◆チーム関係者から打診

メジャー屈指の人気球団と新潟とのつながりが生まれました。
南魚沼市の酒造会社、八海醸造は大谷選手を擁するドジャースとパートナーシップ契約を結んだと発表しました。南雲二郎社長によるとチーム関係者から打診があったといいます。

〈八海醸造　南雲二郎社長〉
「それはびっくりしましたよね。いま日本人が一番親しみのあるアメリカの球団はドジャースですから、そこから声をかけていただいたというのは非常にありがたいし光栄なことだと思っています」

今後、アメリカのドジャー・スタジアムで「公式日本酒」として販売されるということです。

◆日本酒を世界へ

国内の企業ではタコ焼きチェーンの「築地 銀だこ」が去年、スタジアムに出店。日本の味は現地の人たちにも好評でした。八海山はスタジアムのオリジナルカップで販売されるほか来場者向けの体験イベントも予定されています。

「SAKEを世界飲料に」という目標のもと、アメリカへの輸出を続け、おととしにはニューヨーク・ブルックリンに蔵を新設。蔵人を派遣してアメリカ人経営者と共に「SAKE」を作っています。実はこのブルックリン、ドジャース創設の地という縁もあります。

〈八海醸造　南雲二郎社長〉
「アメリカのスポーツの中に日本酒が入り込んでいける。八海山という名前で入り込んでいけるのは大きなチャンスになる可能性があると期待しています」

八海山の初登板は4月、アメリカでのホーム戦の予定です。ドジャー・スタジアムで八海山を飲みながら大谷、山本、佐々木3選手の活躍を観戦する日がやってきます。