全国で流行 マイコプラズマ肺炎 前週より増加 県内でも「例年に比べると多い」 《新潟》
全国で流行しているマイコプラズマ肺炎。
県の感染症情報によりますと直近1週間(10月21日~10月27日)の1定点医療機関あたりの患者の報告数は2.15人で、前週の1.38人から増加しました。
4週前には1.08人でしたが、2倍となっています。県は、例年に比べると多い状況だといいます。
全国では過去5年の同時期の平均と比べ、ことしはかなり多い状況で1999年以降では、最も多い状況だということです。
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することで起こる呼吸器感染症で子どもや、若い人の肺炎の原因として比較的多いものの一つということです。
感染経路は、飛まつ感染や接触感染で、発熱や全身のだるさ、頭痛、せきなどの症状があり、熱が下がったあとも長期にわたってせきが続くのが特徴で、3~4週間程度続くこともあるといいます。
せきが長引くなどの症状があるときは、医療機関を受診してほしいとしています。
県内では患者の大半は10歳未満や10代ですが、成人の報告もあり、県は基本的な感染対策を呼び掛けています。