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津波に関する「警報・注意報」が発表されたら どこにどう逃げるか 日頃からの備えを 《新潟》

2024年1月5日 19:27
津波に関する「警報・注意報」が発表されたら どこにどう逃げるか 日頃からの備えを 《新潟》
今回、新潟県には「津波警報」が発表されました。ここで、津波に関する警報・注意報について改めて整理します。

津波に関する警報・注意報は3種類あります。

発表の基準となるのは予想される津波の最大の高さです。

0.2m以上、1m以下で災害のおそれがあるときは「津波注意報」。

1mを超え、3m以下の場合「津波警報」。

3mを超える場合「大津波警報」とされています。

そして、これらが発表されたとき私たちには“とるべき行動”があります。

「津波注意報」のときは海の中にいる人は海から上がり、海岸から離れること。

「津波警報・大津波警報」のときは沿岸部や川沿いにいる人は“高台や避難ビルにただちに避難”、一刻も早く沿岸部から離れることです。

ではどこへ、どう逃げるのか。

逃げる先は「“より遠く”ではなく“より高く”」です。なるべく高いところへ逃げてください。ただ、いざというときにすぐに高台が見つかるとは限りません。

そこで事前に確認いただきたいのが、こちらのマーク「津波避難ビル」です。

3階以上の高さがあり、多くの人が避難できるスペースのある学校やビル、マンションなどが指定されています。

各市町村のホームページで確認できますので、どこに避難すればよいか、確認してください。

そして、いざ避難しなければいけなくなったとき、どう逃げるか。

ポイントは“車は使わない”ということです。

多くの人が車を使うと渋滞が発生し、避難が遅れる可能性がありますので、徒歩での避難が原則となります。

今回の地震発生は日没前で雪もなく、比較的天候がいい日でした。ですが、地震、津波はいつ起きるか分かりません。

夜中だったり、吹雪だったりした場合、避難はより困難になります。日頃から災害への備えが重要です。

以上、津波警報、注意報が出た際の行動についてお伝えしました。