“幸せを運ぶ鳥” コウノトリに足環 上越市吉川区でヒナ4羽が誕生 《新潟》
国の特別天然記念物「コウノトリ」が上越市で自然繁殖に成功し、ヒナを育てています。6月17日、ヒナの個体識別を行うため、足環をつける作業が行われました。
高さ10メートルほどの電柱に作られた大きな鳥の巣。
持ち主は国の特別天然記念物「コウノトリ」です。
上越市吉川区でことし4月に巣を作っているのが確認され、5月上旬に4羽のヒナが誕生しました。
17日はコウノトリの野生復帰に取り組む兵庫県の職員が訪れ、ヒナを捕獲。個体を識別するために足環を装着し、体重などを測り、健康状態を確認しました。
今シーズンは全国14の府県の約50か所で卵がふ化していて、県内では今回が初めてです。
〈地元の人〉
「幸運を運ぶ鳥という形でこれから良いことがあるんじゃないかなと思って。元気に巣立ってくれればいいなと思っております」
〈兵庫県立コウノトリの郷公園 吉沢拓祥飼育員〉
「ここまですごく順調に育っていると思いますのでひと月ぐらい先になりますけど巣立ちして、その後どこに飛んで行ったかを興味を持って見ていただけたらなと思います」
コウノトリのヒナは7月上旬以降に巣立つ見込みだということです。