爆発事故で35歳の男性作業員が死亡 公開された文書の大部分が“黒塗り”に… 遺族が事故の情報公開求める 《新潟》
ことし6月に弥彦村の総合文化会館で発生した爆発事故について、亡くなった作業員の遺族が村に申し入れを行いました。村が調査した情報の公開を求めています。
ことし6月、弥彦総合文化会館の配管工事中に爆発事故が発生し、作業をしていた富樫健太郎さんが死亡しました。
発注元の弥彦村は事故のあと、関係する4社に対してヒアリング調査を行っていて、遺族はその情報の公開を求めていました。
しかし、公開された文書の大部分が黒塗りとなっていたことから11月18日、富樫さんの遺族は代理人の弁護士と村を訪れ、黒塗りにした箇所も内容を明らかにするよう求めました。
〈富樫健太郎さんの母親〉
「原因だけ知りたいんです。何で死ななきゃいけなかったのか。それを早く教えていただきたい」
村は「警察などの捜査に支障が出るため、今の段階では公開できない」と説明しています
〈富樫健太郎さんの姉〉
「遺族の気持ちを理解してもらってちょっとでも何でもいいので情報を早く教えてもらえたらいいのかなと。そうじゃないと家族も前に進めないので」
遺族の代理人弁護士は「調査は村が独自に行ったものでありその内容を公開しても警察の捜査に支障はないはず」と訴えています。