【地震から4週間】新潟県の被害状況 住宅被害は1万1700棟超える (1月29日現在)
元日に発生した地震から4週間。新潟県内では住宅被害が1万1700棟を超えました。
県が29日に発表した被害状況によりますと住宅被害は1万1717棟となっていることが分かりました。(29日午後3時現在)
住宅の被害は、全壊83棟、半壊1778棟、一部破損9842棟、床下浸水14棟で合わせて1万1717棟です。
住宅被害がもっと多いのは新潟市で7772棟、上越市で1040棟、糸魚川市で533棟、柏崎市で501棟、燕市440棟、長岡市397棟など25市町村で被害が確認されています。
新潟市では29日時点で避難所が2か所開設されていて16人が避難を続けています。
全壊住宅が78棟にのぼる新潟市では29日時点で公的な支援を受けるのに必要な、り災証明書の申請が1万1022件、そのうち西区が7493件と約7割にのぼっています。
地震の影響で通行止めが続いていた上越市茶屋ケ原の国道8号は、27日に通行止めが解除されました。これにより国道8号通行止めの影響で運休していた路線バスの頚城自動車では、名立線・能生線で28日から運転が再開されています。
また住宅被害が多く確認された新潟市西区では災害ボランティアの活動が行われています。
これまでに1400人を超えるボランティアが参加し現地で活動しています。
県は県内で被災した人を支援するために、日本赤十字社新潟県支部や新潟県共同募金と連携して、義援金を募っています。28日現在で2億900万円余りが寄せられているということです。