新潟市は、誤って封入した文書を郵送したことにより、2人の個人情報が漏洩したと発表しました。

漏洩があったのは、市が所管する施設の敷地の所有者の情報です。

市によりますと、中央区所管のコミュニティハウス2施設について、それぞれ市民から敷地を賃借しているということですが、ことし3月中旬、更新にあたり賃借料の算定のため所有者2人（A氏とB氏）へ「固定資産税評価額の交付及び受領にかかる同意書」を郵送する際、文書を取り違えて封入して（A氏宛ての文書をB氏へ、B氏宛ての文書をA氏へ）郵送したということです。

送付した文書には「住所」「氏名」「電話番号」が記載されていたということです。

発送から4日後にA氏からの電話で誤りが発覚し、その後、A氏とB氏の自宅を訪問して謝罪。

A氏からは文書を、B氏からは未開封の郵便物を回収したということです。

市によりますと、本来であれば文書の宛名と封筒の宛名を複数人で確認すべきところを、省いてしまったということで、再発防止策として、個人情報の適切な取り扱いについて、周知・徹底を図るとしています。

市は、「対象者の方には多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪しています。