×

新潟駅前の新ビルにIT企業など7社 決め手は“人柄”や“食”

2025年3月27日 10:18
新潟駅前の新ビルにIT企業など7社 決め手は“人柄”や“食”

開発が進むJR新潟駅前の新しいビルに首都圏などから新たにIT企業など7社が進出しました。企業のトップが新潟を選んだ理由にあげたのは“人柄”や“食”です。

JR新潟駅前のINPEX新潟ビルディング。去年11月に完成した新しいオフィスビルにこの春、首都圏などからIT企業など7社が新たな拠点を構えます。27日、進出する企業が記者会見に臨みました。

〈i-DASH innovation 今井高明代表取締役〉
「当社4月1日から新たに新潟市で誕生する会社です。これだけリモートで開発が可能になりましたので、こちらで人材育成だったり雇用に力を入れていきながらシステム開発をしていきたい」

新潟市は駅から古町をつなぐ「にいがた2km」のエリアに企業誘致を進めていて、2021年度から53社が進出しました。背景にあるのが新潟市の手厚い支援です。

「にいがた2km」エリアに進出した企業はビルの賃料が4分の1になるほか正社員を1年以上雇用するとひとりあたり100万円が交付されるなど市のサポートを受けることができます。

また、新潟市中央区にはIT系や情報系の学校が多く存在していて、計3万人を超える学生が学んでいます。

〈VACANCE 鎌田俊輔代表取締役〉
「人であるとか物であるとか場所というところにすごく魅力を感じておりますので新しい価値を生みだしていきたい」

〈トリドリ 中山貴之CEO〉
「すでに私たちより先に数多くのIT企業が進出していて、そういった会社とシナジーの創出が期待できるなと」

新潟の食も進出のきっかけだと話す企業も…

〈VACANCE 鎌田俊輔代表取締役〉
「コメがめちゃくちゃうまいので太っちゃわないかなと心配ですが、おコメがおすすめです」

27日は市内の大学生も会見に参加し企業の魅力に触れていました。

〈新潟市 中原八一市長〉
「IT企業を中心とした方々から進出いただき、若い方々にとって魅力ある雇用をつくっていければという思いとともに、これからもにいがた2キロの活性化をさらに進めていきたい」

新たなビジネスチャンスを広げようと続々と新潟にやってくる企業。市はさらに企業誘致を進め雇用を生み出していきたいとしています。

最終更新日:2025年3月27日 10:18
おすすめ