心を一つに…全校生徒7人で作る文化祭 「和太鼓演奏」に込められた思い 大分県日田市
中学校の文化祭についての話題です。
全校生徒7人の大分県日田市の中学校では文化祭で披露する和太鼓の練習に今、全員で取り組んでいます。
威勢のいい太鼓の音が響き渡っていたのは日田市の前津江中学校です。
11月2日の文化祭では全校生徒7人で和太鼓の演奏を披露する予定で、8日も練習が行われていました。
生徒たちを指導するのは地元で30年以上活動する和太鼓団体「浦和太鼓」のリーダー・佐藤由加里さん。
始めは生徒たちに恥ずかしさが見られたそうですが、練習を重ねるごとに表情が真剣になってきたと話します。
◆浦和太鼓 リーダー佐藤由加里さん
「だんだん子供たちの表情が変わり、やる気がこっちに伝わってきて、回を重ねていくたびにすごく楽しくなり、きょう4回目で形になってきたと感じている」
練習を通じて、地域の文化に触れ、興味を持った生徒たち。バチを握る手には自然と力が込められているようでした。
◆3年生 松木玲美さん
「地域の方々に感謝の気持ちをあげたい(伝えたい)と思っている」
◆3年生 佐藤有隼さん
「他の中学校と違って少人数なのでみんなで力を合わせることがこの浦和太鼓の演奏を成功させることにつながると思う」
全校生徒7人で作る文化祭の開催まで残り3週間余り。
家族や地域の人たちに迫力ある演奏を披露しようと、本番まで全員で心を一つにして取り組みます。