人間国宝に九重町の竹工芸作家を認定「うれしさ半分プレッシャー半分」大分
国の伝統工芸の中で特に価値の高いものに指定される重要無形文化財の保持者、いわゆる人間国宝に、大分県九重町の竹工芸作家の男性が認定されました。
◆岐部正芳さん
「驚いていて、まだ落ち着かない感じですね。うれしさ半分、プレッシャー半分みたいな、今の心境はそんな感じですね」
国の重要無形文化財の保持者、いわゆる人間国宝として認定されたのは、九重町で竹工芸の作品を作り続けている岐部正芳さん(72)(雅号 岐部笙芳)です。
岐部さんは、高校卒業後、会社員を経て竹工芸の道に。竹のしなやかさや素材を色を生かした作品を30年以上にわたり作り続けてきました。
現在の竹工芸の認定者は全国で岐部さんが3人目となります。岐部さんは「竹の伝統文化と技を若い世代に伝えていきたい」と話しています。