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日銀金利引き上げ 住宅ローンの問い合わせ増「借り換えるべきなのか」メリット、デメリットは?大分

2025年1月27日 19:01
日銀金利引き上げ 住宅ローンの問い合わせ増「借り換えるべきなのか」メリット、デメリットは?大分

日銀は先週、政策金利を0.5パーセント程度引き上げる追加利上げに踏み切りました。

住宅ローンをはじめ大分県内ではどのような影響があるのか取材しました。

◆日銀 植田和男総裁
「これまでの0.25%程度から0.5%に変更しました」

日銀は24日までの金融政策決定会合で政策金利をおよそ17年ぶりの水準となる0・5%程度に引き上げました。

経済全体へ影響する日銀の利上げ。大分市で26日行われた住宅の購入方法を学ぶセミナーでも、早速、参加者から住宅ローンへの影響を心配する声が聞かれました。

◆参加者
「家の金額も変わってくるので、ちょっと家の予算をどうしようかなっていうところを迷い始めたというか、考え始めました」

住宅ローンを組む際、現在、多くの人が変動金利を選択していますが、住宅の購入をサポートする「おうちの買い方相談室」にも住宅ローンに関する問い合わせが増えているそうです。

◆おうちの買い方相談室大分本店 田原誠那斗室長
「今のままの住宅ローンで本当に良いのかというところでしたりとか、借り換えるべきなのかどうか、そういったご相談が一番多くなっております。今後、変動金利が上がるというふうに言われていますので、上がった場合の対策ですね。上がったとしても、安心して返していけるご予算の設定が一番重要になってきます」

日銀の追加利上げの決定を受けて県内の2つの銀行は預金金利や住宅ローンへの対応について、いずれも「検討している」と話すにとどめています。

今後、県内にはどのような影響が出てくるのでしょうか。

◆大銀経済経営研究所 渡辺剛之社長
「今後、円高になって輸入価格の引き下げになってくれれば一般家計にとってはメリットではないかと思います」

「(デメリットは)貸出金利の上昇が事業者の方にとっても個人の方にとっても、その部分の影響は懸念されるところ」

県内経済にも影響が予想される今回の利上げ。今後の動向が注目されます。

最終更新日:2025年1月27日 19:01
    テレビ大分