年金事務所やサポートセンターを装い「国民年金の過払いがある」60代女性が約99万円の詐欺被害 大分

大分県大分市の60代の女性が約99万円分をだましとられる還付金詐欺の被害にあっていたことが分かりました。
警察によりますと3月11日、女性の自宅の固定電話に自動ガイダンスで着信があり女性が番号を選んだところ、年金事務所の職員を名乗る男性に繋がり「10年分の国民年金の過払いがあります。書類を送っているはずですが、期限が切れているので窓口ではできません。銀行の者から電話をさせます」などと言われました。
その後、女性の自宅の固定電話に金融機関のサポートセンターを名乗る男性から電話がかかり「近くの銀行にすぐに行ってください。着いたら携帯電話に電話しますので番号を教えてください」と指示され、女性はその男性に携帯電話の番号を伝えました。
そして、女性の携帯電話に「+31」から始まる国際電話番号から電話がかかり、金融機関のサポートセンターを名乗る男性から「ATMに行ってください」などと指示され、ATMで相手と電話で話し、相手からの指示に従いながらATMを操作して相手の口座に約99万円を振り込み、だまし取られたということです。
警察は「過払い金の返還があります。ATMに行ってください」などと言われたら、それは詐欺なので、警察に連絡してほしいと注意を呼びかけています。