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【台風10号】この先の進路や雨の降り方は? 気象予報士が解説 大分

2024年8月29日 19:34
【台風10号】この先の進路や雨の降り方は? 気象予報士が解説 大分

台風10号について、気象予報士の田中井優希さんの解説です。

28日夜からの雨の降り方を見ていきます。
夜の間も雨は強まり、中部と北部には朝6時30分ごろ
線状降水帯が発生、非常に激しい雨が降り続きました。

29日、日中になっても雨は続いていて、強く降った時間もありました。

降り始めからの雨量です。27日の降り始めから29日午後4時までの総降水量は、佐伯で593ミリで、8月平年の約2.4倍です。
また湯布院でも550ミリで約2。2倍です。

大雨で、土砂災害や洪水、浸水のリスクも高まっています。

まずは土砂災害の危険度見ていきます。県内では国東市、豊後高田市、宇佐市、由布市などで紫色の危険レベル、警戒レベル4になっています。
日田市を除く全域に、土砂災害警戒情報が発表されています。
崖の近くなどの危険なところには近づかず、また、
家の中で崖とは反対側の2回以上の部屋で過ごすようにしてください。

29日午後6時時点で発表されている警報注意報です。
全域に大雨警報浸水害、津久見市以外に洪水警報、県内全域に暴風警報、
中部北部南部の沿岸の地域に波浪警報、県内全域に雷注意報、
大分市、別府市、杵築市、日出町、中津市、宇佐市に高潮注意報が発表されています。

台風のこの先の進路見て行きましょう。
29日朝、鹿児島県薩摩川内市付近に上陸し、北に進んでいます。
この後進路を東に変えて、
30日朝に県内に最接近となるでしょう。

29日夜9時からの雨の降り方を見て行きますと、まだ、西部、そして中部でも
雨が強まるところがありそうです。
30日午後にかけても、県内では線状降水帯が発生するおそれがありますので、
厳重に警戒してください。

    テレビ大分