「やばいなと」「壊れるんじゃないかと」 初の南海トラフ「巨大地震注意」発表に県内でも不安や混乱 大分
宮崎県沖で発生した地震を受けて気象庁は南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表し、大分県内でも警戒の動きが広がっています。
これまでの県内の動きを振り返ります。
◆佐伯市防災危機管理課
「こちらは佐伯市防災危機管理課。 現在大分県豊後水道沿岸において、津波注意報が発表されている」
8日午後4時43分ごろ発生した宮崎県の日向灘を震源とする地震。
最大震度6弱、県内では最大震度4を観測し豊後水道沿岸には一時、津波注意報が発表されました。
◆佐伯市の住民
「緊急の携帯が鳴って、えっと思って構えていたら、そのまま縦揺れみたいな感じで電信柱が揺れるのがあったので、やばいなと思った」
◆JR大分駅にいた人
「地震速報がみんなのスマホから、うわ~って鳴って1分後ぐらいにソニックが止まってみたいな感じだった」
気象庁は南海トラフ地震臨時情報を初めて発表し専門家による評価検討会を開催。
今後、想定震源域とその周辺で大規模な地震が発生する可能性が平常時と比べて相対的に高まっているとして「巨大地震注意」を発表しました。
◆TOS鹿島佑里記者
「南海トラフ臨時情報巨大地震注意が発表されたことを受けて佐伯市では災害対策本部が設置されました。職員が対応にあたっています」
南海トラフ巨大地震で津波が予想されている佐伯市では一時5世帯10人が自主的に避難をしました。
◆避難した人は
「家が40年も建っているからおんぼろだから壊れるんじゃないかなという恐怖心もあった」
地震の被害や影響も…
◆TOS山路謙成記者
「JR大分駅です。さきほどの地震の影響でしょうか。壁にヒビが入ったとみられ下には近づかないようコーンが置かれています」
◆TOS小西綾音アナウンサー
「大分駅南口にあるこちらのエレベーターで、地震発生時に安全装置が作動し、一時、2人が閉じ込められたということです」