能登半島地震の教訓生かし「南海トラフ巨大地震に備えを」自治体トップなどが参加する研修会 大分
能登半島地震の教訓を生かし、南海トラフ巨大地震に備えようと、自治体のトップや幹部職員などを対象にした研修会が24日、大分県庁で開かれました。
この危機管理研修会は災害対応の向上を図ろうと、県が毎年行っているものです。
24日は佐藤知事のほか県内の市町村のトップや幹部職員など65人が参加。
地震工学などを専門とする名古屋大学の福和伸夫名誉教授が登壇し、能登半島地震で得た教訓から南海トラフ巨大地震のためにできる備えについて講演をしました。
◆名古屋大学 福和伸夫名誉教授
「(南海トラフ巨大地震は)最初からいきなり強く揺れるわけじゃなくて、最初のガタガタした揺れの後に強く揺れるので、最初の段階でどう行動出来るかによって命を守れる可能性がある」
このほか福和名誉教授は、能登半島地震では津波による犠牲者が少なかったことに触れ、日ごろの訓練の重要性を訴えていました。