「男性が列車の接近に気付いていなかった可能性」日豊本線の踏切事故 運輸安全委員会が調査報告書公表
去年、大分市の遮断機や警報器がない踏切で高齢の男性が列車にはねられて亡くなった事故について運輸安全委員会は26日、事故の調査報告書を公表しました。
この事故は去年11月、大分市木佐上にあるJR日豊本線の踏切で高齢の男性が列車にはねられて亡くなったものです。
事故のあった踏切は遮断機と警報器のない「第4種踏切」でした。
事故の後、国の運輸安全委員会は現地に調査員を派遣するなどして事故の原因の調査を進めていました。
その調査報告書が26日、公表されました。
事故の原因については、死亡した男性が列車の接近に気付いていなかった可能性が考えられるとしました。
また、事故が発生した第4種踏切については安全のため廃止するのが望ましく、廃止が出来ない場合は自動遮断機の設置などを求めています。