ガソリン価格「補助金の引き下げ」で今後値上がりの可能性 灯油も高値傾向 大分
11日、ガソリンの大分県内での最新の平均販売価格が発表されました。
前の週より安くなったものの、今後、値上がりする可能性があり、ドライバーからは「困る」などの声が聞かれました。
石油情報センターによりますと、県内の9日時点のレギュラーガソリンの平均販売価格は1リットルあたり180.2円で、前の週より0.6円安くなりました。
しかし、今後値上がりする可能性が…。理由は「補助金の引き下げ」です。これまで政府は石油元売り会社に補助金を出して、全国平均で1リットルあたり175円ほどに価格を抑えてきました。
しかし、12月19日からその補助金を段階的に減額します。
◆客
「ガソリンの価格が上がれば非常に困る」
「補助金を出してもらいたい」
「車社会だからやっぱり安い方がいい」
こちらの店は限界まで価格を据え置きたいと話します。
◆愛石油 三宅玄徳代表
「できるだけ安い価格で提供できるように努力してみようと思っている」
一方、冬に需要が増えるのが灯油。県内の9日時点の平均販売価格は18リットルあたり2150円でした。
冷え込みは進みつつあるものの、店での売れ行きは例年の8割ほどだということです。
◆愛石油 三宅玄徳代表
「例年に比べると、物価が上がっているし、 燃料の値段も上がっているので、皆さん入れ控えして、寒い中でもできるだけ燃料を使わないように辛抱しているかなという印象」
石油情報センターによりますと、ガソリン・灯油いずれも来週は小幅な値上がりが予想されるということです。