一面銀世界「最強寒波」の影響続く 県内でスリップ事故など51件発生 休校や臨時休業も 大分
この冬一番の寒気の影響で、大分県内は6日明け方にかけて平地でも警報級の大雪となる恐れがあり引き続き注意や警戒が必要です。
5日の県内は広い範囲で雪が降り市街地で雪が積もったところもありました。
大分地方気象台によりますと、この冬1番の強い寒気の影響で5日朝は平地でも雪が降り、中津市で7センチ、日田市で2センチの積雪を観測しました。
◆街の人は(中津市)
「(雪で)バスが通ってないしタクシー頼んだけどタクシーもダメって言われたから歩き。もう30分以上(歩いた)」
午後には雪のピークを迎え大分市内中心部でも雪が。
◆山路謙成記者
「午後1時半過ぎ。大分市中心部でもこのように雪が降り始めた。あたりにはフードをかぶっている人の姿なども見られる」
道行く人はマフラーや厚手のコートなどを身に付け寒さをしのいでいました。
7センチの積雪を観測した中津市。
山国町では日中も雪が降り積もり銀世界が広がっていました。
◆福岡から訪れた人
「大分風情があってきれいだなとは思いましたけど、山道登ってみたら車が滑ったりしたので危険ですね。何も(対策を)してなかった普段やっぱり積もらないので福岡も大分も」
◆渡辺一平記者
「中津市の山間部に位置する道の駅やまくに、こちらでは今回の大雪の影響を受けてレストランが臨時休業となっている」
道の駅やまくにを訪れる客は普段の1割から2割ほどで閑散としていました。
◆道の駅やまくに 野村博美さん
「客足は少ない、『こんなに降ってると思わなかった』と言って来るお客さんも中にはいる/このまま大雪にならずに落ち着いてくれたらいい」
雪の影響で県内の学校は5日98校が、6日は7校が休校の措置をとっています。
現在、県の北部と西部、そして中部と南部の一部に大雪注意報が発表されています。
雪のピークは過ぎつつありますがあす明け方にかけて平地、山地ともに警報級の大雪となる恐れがあります。
6日午後6時までの24時間に降る雪の量は北部と西部の山地で10センチ、平地で5センチ、中部の山地で7センチ、平地で3センチなどと予想されています。
この雪で高速道路などにも影響が出ています。現在、東九州道の中津インターから北九州方面で通行止めが続いているほか、東九州道と大分道などで冬用タイヤが必要な区間があります。
高速バスは長崎便が終日運休、福岡便が一部の便で運休となっています。
6日の運行について大分バスは雪や路面の状況をみて判断するということです。
また県警によりますと4日と5日雪や路面の凍結の影響で県内でスリップ事故などがあわせて51件発生しているということです。
空の便は通常運航となっています。
またJRも通常通り運行しています。