不登校の児童と生徒の数 3800人超で過去最多に 前年度比で455人増加 大分 文科省調査で判明
大分県内の2023年度の不登校の児童と生徒の数は3800人を超え、過去最多となりました。
文部科学省が実施した調査によりますと、2023年度の不登校の児童・生徒は県内の小中学校では3158人となり、前年度から455人増加しました。
また、高校では701人で、こちらは119人の増加でした。
これらをあわせると、2023年度の県内の不登校の児童生徒は3859人で記録の残る1999年以降で過去最多となりました。
こうした状況について、県教委は「ひとりひとりの状況に合わせた支援に努め、学校以外も含めて学びの場を確保していくことが必要」と話しています。
一方、県内の小中学校と高校、特別支援学校の2023年度のいじめの認知件数は8836件で、前年度から525件減少しました。
この点について、県教委はいじめ予防の授業や教職員研修といった未然防止の取り組みなどの成果が出始めているとしています。