日経平均株価 バブル期につけた史上最高値更新 地域経済や生活への影響は… 大分
日経平均株価がバブル期につけた史上最高値を更新しました。
大分県内経済や私たちの生活にどのような影響があるのか、取材しました。
22日の日経平均株価の終値は3万9098円68銭。
バブル期の1989年12月を超え、34年ぶりに史上最高値を更新しました。
◆街の人は
「すごい。日本にとっていいのではないか」
「年金暮らしで、収入が増えずに 支出が増えているので実感が湧かない。景気が良いとは感じない」
専門家は、バブルの頃と異なり今回の株価上昇は国際情勢など外的な要因が大きいと指摘します。
◆大銀経済経営研究所 衛藤健長
「ひとつは中国経済の減速だとか(日本の)半導体関連企業の活況。大きいのは円安で輸出関連企業の業績が大きく上振れしていた。実態の景気とは直接繋がらない要因が大きい」
そのため、県内経済や私たちの生活にすぐには直接の影響は大きく出ないということですが、賃上げの後押しにはなると話します。
◆大銀経済経営研究所 衛藤健社長
「株が上がったから賃金が上がるということではないが、株が上がった要因として企業業績の好調があるので、賃金が上がっていくことについてもいい材料になってくるだろう」
また株価の上昇で株式投資やNISAなどへの注目が、今後一層高まることが予想されるということです。