サッカーパリ五輪世代 重見柾斗(大分高校出身)Jリーガーとして新たな船出 ことしの抱負【大分】
「ことしにかける」と題して2024年の活躍が期待されるアスリートなどを紹介します。
今回は、大分高校サッカー部出身、パリオリンピックの出場も期待される重見柾斗選手です。
――福岡大学4年 重見柾斗選手
「自分と同い年の選手がJリーグや海外で活躍している中で自分もそういう舞台に立ちたいと思うようになって(プロを)意識し始めた」
こう話すのはサッカー22歳以下日本代表として去年、国際試合で活躍した大分市出身の重見柾斗選手です。
攻守の両面に携わる運動量と抜群のパスセンスが持ち味。
大分高校時代は2年連続で全国高校サッカー選手権大会に県代表として出場しました。
――重見柾斗選手
「2年の時と3年の時と両方出させてもらって2年連続PKで負けたので正直苦い思いしかない」
そんな悔しい思いを抱きながら自分の課題を埋めようと福岡大学に進学します。
4年間で相手に当たり負けない強さとピッチを駆け回る走力を身に付けました。
こうした中、重見選手は去年、J1アビスパ福岡の特別指定選手となり大学生ながら昨シーズンのリーグ戦5試合にスタメン出場しました。
今シーズン正式加入しプロ生活がスタートします。
さらに、去年9月に行われたU-22のアジア大会では代表メンバーとして準優勝に大きく貢献。
パリオリンピック世代として期待がかかる存在に成長しています。
――重見柾斗選手
「初めて国を背負っての公式戦だったので優勝したかった。技術という面では多少通用する面はあったがフィジカルやスピード感は自分が想像していたよりもすごかった」
年が明けて間もない1月3日。
重見選手は母校・大分高校サッカー部の「初蹴り会」に参加しました。
当時の仲間や先輩・後輩に囲まれにこやかな表情が見られました。
――重見柾斗選手
「関わってくれた人たちがいるので久々に話したり顔が見られてよかった。中高すごくお世話になったのでうれしい気持ちでいっぱい」
――後輩
「基礎プレーがうまかった。すごく速かった。判断が早かったしターンもうまかったし全部がうまいので僕の憧れ」
Jリーガーとして新たな船出、そしてパリオリンピックへの挑戦もかかった今年の抱負は。
――重見柾斗選手
「ことしの抱負は『勝』です。まずはアビスパで試合に出ないと(五輪代表に)選ばれないと思っているので自分と同じポジションの選手たちに勝って(五輪代表に)選ばれるようにそしていい結果を残せるように頑張りたい」
重見選手の抱負「勝」、実は広島カープに入団する大分舞鶴出身の常廣羽也斗投手も同じ言葉を掲げていました。
同い年の2人、今年の大活躍が楽しみです。