県内では12日、各地で成人式が行われ、若者たちが未来への抱負を語りました。

「おめでとうございまーす」

お互いに駆け寄り、二十歳の喜びを分かち合う新成人たち。12日、長野市芸術館では市内9つの地区が合同で「二十歳の門出を祝う成人式」が行われました。新成人たちは美しい振袖や大人びたスーツに身を包み、大人への第一歩を踏み出しました。

新成人代表　依田彩音さん
「これから先もさまざまなことに挑戦しながら学びを深め、自分自身を高めいつの日か地域社会に貢献できるよう精進してまいります」

長野県内で二十歳を迎えた人は、去年10月の時点で約1万8000人。新成人たちが生まれた2004年度。県内では7年に一度、諏訪の人たちを熱狂させる御柱祭が行われたほか、
木曽郡にあった山口村が信州を離れ、岐阜県中津川市と編入合併しました。

そんな時期に生まれた今年の新成人たち。こちらの男性が身につける着物に描かれていたのは「黄金の竜」です。

友人
「これから大人になっていくわけじゃないですか。やっぱり竜のごとく上って行くよって意味の竜だと思うんですよね。全然知らないけど…」
男性
「（その通りですか?）もうその通りです」

群馬県の4年制の専門学校で自動車整備を学び現在2年目。卒業までに成し遂げたい目標とは…。

専門学校2年生
「やっぱり国家試験1級ってなかなか難しいというかハードルが高いのでそこもちゃんと取って。将来独立したいので自動車業で。そこに向かって修行を積んで突き進むだけです」

そして…。

専門学校2年生
「大切な人をつくって家族をつくって ちゃんとした大黒柱になるのが夢ですね」

大学2年生
「18から成人っていうことなんですけど、やっぱり二十歳というのは大きな節目だと思うので、これから1人の大人として責任ある行動を取っていきたいと思います」

情熱を表すような赤く染めた髪の毛。後ろを振り返ると…。

大学2年生
「かっこいいかなぁと思って短く刈り上げました」

何とも気合十分。そんな彼女は現在…。

大学2年生
「信州大学の教育学部に通っています。（将来の夢は?）教員になることが夢で今年は教育実習もあるので頑張りたいと思います」

こちらは、インドネシア出身の2人。現在、高齢者福祉施設で介護の仕事をしているといいます。

インドネシア出身
「（母国で成人式はある?）ないんです」
インドネシア出身
「（成人式に出て）すごくうれしかったです。美人な人いるしかっこいい人もいるしうれしいです」

日本のアニメや美しい風景などに憧れ、来日をしたという彼女たち。これからの夢を尋ねると…。

インドネシア出身
「日本語の先生になりたい。日本語をもっと頑張ります」

こちらの新成人。高校卒業後、家族が営む建設会社に就職したといいます。

建設業
「高校卒業してから社会に出たのできょうから大人っていう気持ちはない。元々そういう気持ちでいるので。みんな大学とか行っているので4年間勉強して（自分は）やっぱりその社会に出てからの4年間、違う意味での勉強も含めてしていかないと負けるじゃないですけど、4年後に対等になれないと。そこは頑張っていきたい。長野県にいい未来をつくっていくのでよろしくお願いします」