×

【衆院選公示】県内5小選挙区に13人立候補 選挙戦スタート 争点は… ポイント解説 有権者は…

2024年10月15日 20:43
【衆院選公示】県内5小選挙区に13人立候補 選挙戦スタート 争点は… ポイント解説 有権者は…

衆議院選挙が15日公示され県内5つの小選挙区ではあわせて「13人」が立候補を届け出て12日間の選挙戦に入りました。

「長野1区」に立候補したのは届け出順に

日本維新の会の新人若狭清史さんと

立憲民主党の前職・篠原孝さん

自民党の前職・若林健太さんの3人です。

維新・新若狭清史候補
「自治体47に権限と予算と責任を持ってきてあげたいんです。政治とカネの問題権力集中によってできたことこれに関しては徹底的に追及していくべきです。野党が変わるこの政権交代が定期的に起きるこういう緊張感ある政治を行わなければいけないと思っているんです」

立憲・前 篠原孝候補
「政権交代すべきだという執念情熱は私は55歳でこの世界に入ってからずっと変わらず持ち続けています。そのチャンスが巡ってまいりました。裏金議員一掃しなければなりません」

自民・前若林健太候補
「政治とカネを巡る問題自由民主党が信頼を失う中での選挙戦となっているわけであります。私自身が自民党の先頭に立って政治改革にしっかり向き合っていく。北信の10年先をどうか皆さんに選択いただきたい私に託していただきたい」

■続いて「長野2区」です。

届け出順に、

自民党の前職、務台俊介さん。

立憲民主党の前職、下条みつさん。

日本維新の会の新人、手塚大輔さんの3人が立候補しています。

■「長野3区」には届け出順に

自民党・前職の井出庸生さん

立憲民主党の前職神津健さんの2人が立候補しています。

■「長野4区」には届け出順に、

自民党の前職・後藤茂之さん。

共産党の新人・武田良介さんの2人が立候補しました。

■「長野5区」には、

自民党の前職・宮下一郎さんと

立憲民主党の新人・福田淳太さん。

共産党の新人・後藤荘一さんの3人が立候補しています。

立候補の届け出は15日午後5時までです。選挙戦では、「政治とカネの問題」を受けた政治改革や、物価高対策を含む経済政策などを争点に論戦が交わされています。

衆議院選挙の投開票は「10月27日」で16日からは期日前投票が行われます。

【解説:塩澤記者】

県内では5つの小選挙区で「13人」が立候補。
前職「8人」、新人「5人」が立候補し、3年前の前回選と比べて「1人」増えました。

自民党は「5人」、立憲民主党は「4人」、日本維新の会は「2人」共産党も「2人」となっています。

構図は今月に入って目まぐるしく変わりました。衆院選においては、立憲・共産・社民が前回選から野党候補の一本化を進めてきましたが、やはり県内組織と党本部、中央の考え方の違い、選挙区ごとの事情の違いもあって一本化は難航し、5区では調整がつきませんでした。3区では、小選挙区制度の導入後、初めての「与野党一騎打ち」です。

争点は政治とカネをめぐる問題。

政治資金収支報告書を修正したか否かに関わらず、自民には丁寧な説明が求められます。

一方、裏金問題を厳しく追及していく構えの野党は、その批判に終始するのではなく、これは与野党ともにですが、

この3年間の総括はもちろんのこと、物価高に追いつかない賃金の上昇などわたしたちの生活に密接した課題をどのように解決していくのか、

また、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから初めての総選挙です。

ガザ侵攻も1年が経ち、きのうは中国が台湾周辺で軍事演習を行うなど、国際情勢のきな臭さも出ていますので、幅広く議論を深めてほしいところです。

課題は山積みですが、県内の有権者たちに今回の衆院選の争点について聞きました。

■有権者は…
有権者は、これからの政治にどんな希望を託すのでしょうか。

長野市70代無職
「どこに投票するかというとどこもそんなに違いがないので迷ってる、どこにしようか」「物価は高くなっても給料が上がらないという今の世相がありますのでそのあたりもよく考えてもらえるような市民の生活に密着していただけるような人を選びたいんですけどよく分からないのでそういうことを目指していただきたいという希望をいま持っております」

中野市 20代 医療系
「働き方でもうちょっと皆さんが働きやすくなったらいいかなっていうのをみていきたい。(職場は)人が足りないかなっていうのを一番感じていますね。少し基本給を上げてもらって人も増えてくれればみんな働きやすくなるのでは」

松本市 40代 主婦
「私は県外、東京から来ているのでこっちにきて地方がいかにいろいろな問題を抱えているかっていうのを感じているので、やっぱり産みたいと思う場所作りですよねどうしてそこで子ども産みたいのかなって思えるかどうかだと思うので。たしかに自然環境があって素晴らしいですけどそれだけではそこで人は育っていかないので」

長野市・60代・派遣社員
「日本の国を守ってくれる方、志の正しい方、ちょっとゆがみすぎちゃっているので国民の目できちんと選びたいと思います」

松本市・20代・会社員(鉄道関係)
「暮らしがしやすくなるようにとか。貯蓄しようとしても出費の方が生活費で高くなっているので、物価高の分、給料が上がってもらえるような、そういったところをお願いしたい」

有権者の関心はどうか、投票率は…。

こちらは現在の小選挙区制度が導入された1996年以降9回分の県内の衆院選・小選挙区の投票率です。

今の選挙制度では、政権交代が起きた2009年が75%を超えて最も高く、2014年の55%余りが戦後最低。3年前の衆院選では「59.77パーセント」と、戦後2番目に低い数字でした。

今回は、選挙日程が急に決まりましたが、投票率に影響はあるのでしょうか。

選挙戦に入って争点が加熱することもありますので、一概には言えません。

県の選挙管理委員会は、運転免許証や保険証など本人確認ができれば、あす16日から期日前投票ができることから投票日当日に予定がある方は、積極的な期日前投票を呼び掛けています。