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【衆院選2024】12日間の選挙戦スタート 県内3選挙区に11人が立候補の届け出 候補者の第一声は?

2024年10月15日 18:12
【衆院選2024】12日間の選挙戦スタート 県内3選挙区に11人が立候補の届け出 候補者の第一声は?
政治と金の問題や物価高など課題が山積みの中、県民はどう判断を下すのか。

衆議院選挙が、15日公示されました。

県内3つの選挙区に、5つの政党から合わせて11人が立候補し、12日間の選挙戦がスタートしました。

秋田1区に立候補したのは、届け出順に、立憲民主党の前の議員、寺田学氏48歳と、日本維新の会の新人、松浦大悟氏55歳、自民党の前の議員、冨樫博之氏69歳と、共産党の新人、鈴木知氏47歳の4人です。

寺田学 候補
「今回の選挙で、政治とカネの問題、政治不信にきっぱりと決着をつけて、今皆さんが苦しんでいる物価高の問題、社会保障の問題、子育ての問題、地方の問題、産業の問題、 そういうことに正面から取り組んでいく強い政治を作り出す大きなきっかけに私はしてほしいと、心から願っています 」

7回目の当選を目指す、立憲民主党の寺田氏。

自民党の裏金問題を厳しく批判し、今回の選挙を通じて政治への信頼を取り戻すと訴えています。

松浦大悟 候補
「現役世代が倒れてしまえば、高齢者を支えることはできなくなってしまう。与党と野党が慣れ合った55年体制では、秋田、良くなりません。今の延長線上に秋田の未来はありません。10年後、20年後、子どもや孫たちがこの秋田できらきら輝いて生活できるように、どうかお力お与えください」

日本維新の会の松浦氏は、2017年以来2度目の衆院選への挑戦です。

消費税の減税や教育費の無償化など、現役世代の負担軽減を訴えています。

冨樫博之 候補
「石破茂の良さを一番よく分かっています。東北の、あるいは北海道の国会議員の中で、最初から支えたのは私ひとりじゃないですか。ですから私は言うんです。声を大にして言います。私を働かせてください。私をこの秋田のために使ってください。このことが今回の選挙だ」

5回目の当選を目指す、自民党の冨樫氏。

全国に先駆けて洋上風力発電を導入してきた実績を強調しているほか、治水対策の強化に取り組む姿勢を打ち出しています。

鈴木知 候補
「今やらなければいけないのは、この物価の問題を政治が責任を持って解決していく。そのためには、地域の格差をなくし、この秋田でも東京と同じように働けば同じ賃金を保障する、全国どこでも同じ最低賃金制度にしていく必要があるのではないでしょうか。これまで自民党がやってきたのが裏金作りです。一部の人たちが私腹を肥やしながら、労働者を弱い物いじめしている、今の政治絶対に変えなければなりません」

衆院選に挑戦するのは2009年以来となる、共産党の鈴木氏。

企業・団体献金の禁止や、所得の再分配を訴えています。

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秋田2区に立候補したのは届け出順に自民党の新人、福原淳嗣氏56歳と、立憲民主党の前の議員緑川貴士氏39歳と、共産党の新人山内梅良氏76歳の3人です。

福原淳嗣 候補
「地域の文化伝統を守っている。言い換えるならば、環境の保全、そして文化の涵養。そういった農村、山村、漁村が果たしている役割をきちんと国が再評価をして、再投資する。そういう仕組みを作ることを通じて、農林水産業を力強く成長産業へと導いて参ります」

前の大館市長で自民党の福原氏は初めての国政選挙 挑戦です。ものづくりの拠点を秋田に作り出すと訴えています。

緑川貴士 候補
「スキルアップ、労働移動も次の成長分野への転職活動もスムーズに行うことができる。人への投資を加速させることで、中間層の力を高め、望ましい経済の循環をしっかりと作り出し、強く、しなやかな経済社会へと発展をさせていくことこそが、日本の道筋、秋田のこの地方再生の活性化の道筋であると私は確信をしております」

政治改革を訴える立憲民主党の緑川氏。前回に続き小選挙区での当選を目指しています。

山内梅良 候補
「日本共産党は、賃金を上げるのと一体に、7時間労働、35時間、週35時間(労働)の法律をつくろうと提案しているんです。若い世代もお年寄りの世代も分断するのではなくて、日本全体が良くするためにはこうした政策が必要じゃないでしょうか」

共産党の山内氏は年金支給額の引き上げや消費税減税などを訴えています。また自民党の“裏金問題”を追及しながら党の政策の浸透を図ります。

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秋田3区には、届け出順に、共産党の新人、藤田和久氏75歳と、立憲民主党の新人、小川幾代氏39歳、国民民主党の元議員、村岡敏英氏64歳と、自民党の前の議員、御法川信英氏60歳の4人が立候補しました。

藤田和久 候補
「地場産業や農業も切り捨てられてきました。農業を国の基幹産業に位置づけ、所得補償、価格保障制度をきっちり確立して、生産者も消費者も安心する食糧計画にしたいと思います」

大仙市の元市議会議員で共産党の藤田氏は、自民党政治からの脱却を掲げています。

また、食料自給率のアップと、農家の所得向上を訴えています。

小川幾代 候補
「財政難という話が出てくる、だからこそ、国からの交付金、一括交付金を復活させたい。そして、国が教育費の無償化、給食費の無償化を行うことによって、一律にすることによって、そこで浮いた財源がまた別のことに使える。そういう風に考えております。若い人たちも女性も子どもたちも声を上げられる社会を作って、これからの未来につなげていく。そういう政治に私は変えたいと思っております」

由利本荘市の元市議会議員で、立憲民主党の小川氏は、唯一の女性候補として、男女の賃金格差の是正や、選択的夫婦別姓の実現などを訴えています。

村岡敏英 候補
「県民の人、有権者の人、国会議員であろうと、その中の総理であろうと、皆さんが政治家を選ぶんです。その人たちが言いにくい雰囲気を作って、権力者がお金を自由に自分で不記載にして使っている、こんなこと許せませんよ。ぜひ皆さん、私に力を貸してください。私に秋田の声を、生活の声を預けてください」

2014年以来、3回目の当選を目指す、国民民主党の村岡氏。

脱炭素社会の実現などを政策の柱に掲げ、支持拡大を図っています。

御法川信英 候補
「政治とカネの問題、しっかりとここにはケリをつけて、政治資金規正法、この間、改正をしましたけれど、まだ足りない。もっともっと政治とカネの部分を透明化していく。農業であれ、商工業であれ、この秋田県という地域で生業を営むみなさんが実感してもらえることをやっていかなくてはならない」

7回目の当選を目指す自民党の御法川氏の出陣式には、県の内陸南部の多くの市町村長が駆け付けました。

石破内閣の下、地方に、大胆に投資を進めていくと訴えています。

26日土曜日までの選挙戦がスタートしました。投票は27日日曜日に行われ即日開票されます。期日前投票は16日から始まります。

候補者アンケートなどは下記サイトでチェック!

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