「巣立ったヒナ いろいろ旅をしてまた天龍村へ」地元児童が役目を終えた巣箱を外す 県の天然記念物「ブッポウソウ」 巣箱を観察「幸せに暮らしてくれたのかな」
県の天然記念物で絶滅の恐れがある鳥の「ブッポウソウ」。
保護活動を行っている下伊那郡・天龍村の小学生たちが2日、役目を終えた巣箱を外す作業を行いました。
2日朝、手分けして巣箱を回収したのは、天龍小学校の3年生から6年生の児童17人です。
今年4月に設置し、役目を終えたブッポウソウのための巣箱24個を回収しました。
県の天然記念物で、絶滅の恐れがある鳥の「ブッポウソウ」。
毎年、繁殖のため天龍村に飛来していて保護活動を行う児童たちが巣箱づくりから設置、観察を続けています。
集めた巣箱の中身を調査して今年の観察を締めくくります。
天龍小の児童
「これは親鳥の羽ですね。ちょっと何かに襲われたかもしれない」
目の付け所は専門家さながら。
ほかにも卵の殻や、エサとみられる昆虫を見つけ、ブッポウソウの暮らしぶりを推察しました。巣箱を使ったブッポウソウに対して児童は…。
天龍小の児童
「幸せに暮らしてくれたかなと思います」
天龍小の児童
「巣立ったヒナはいろんなところを旅して、またここに戻ってきて、(仲間を)増やしてもらえればうれしいです」
天龍小学校では来年4月に新たな巣箱を村内に設置することにしています。