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「自然が、諏訪湖が、氷が、人々の心を魅了」…7シーズン連続で「御神渡り」現れず【長野】

2025年2月11日 20:14
「自然が、諏訪湖が、氷が、人々の心を魅了」…7シーズン連続で「御神渡り」現れず【長野】

このところの厳しい冷え込みで、7シーズンぶりの御神渡りの出現に期待が高まっていた諏訪湖ですが、11日朝は波が立ち、今シーズンは出現しない「明けの海」が宣言されました。

朝6時半ごろの諏訪湖。

「どんなに眺めていても、氷は張らんわ。アハハ」

最低気温は「氷点下4.6度」で、ここ2日間よりも高く、岸に近い氷は簡単に割れるほどでした。

諏訪湖は10日にほぼ全面結氷し、氷が裂けたような筋が確認できましたが、一夜明けると、沖では波打ち、鳥が気持ちよさそうに泳いでいました。

八剱神社 宮坂清宮司
「いま氷が鳴いています。名残を惜しむような悲しい音に聞こえます」

八剱神社の宮坂宮司は、御神渡りの出現を期待しながら、今年も毎日、観察を続けてきました。

八剱神社 宮坂清宮司
「本当にわずかに打ち寄せられた氷が残っているだけで、海はすっかり開けましたので、残念ではありますけれども、“明けの海にて神渡りござなくそうろう”と、注進状に書こうと思います。立春以降、こんなに盛り上がったことは今まで経験したことはありませんので、それだけ自然が、諏訪湖が、氷が、人々の心を魅了しているのかなと思いましたね」

宮坂宮司は御神渡りが現れない「明けの海」を宣言。7シーズン連続で「明けの海」となり、出現の期待は来シーズンへと持ち越しになりました。

最終更新日:2025年2月11日 20:15