このところの厳しい冷え込みで、御神渡りの出現に期待が高まっていた諏訪湖ですが、11日早朝には波が立ち、今シーズンは御神渡りが出現しない「明けの海」が宣言されました。

11日の諏訪湖。最低気温は前日や前々日よりも暖かい、「氷点下4.6度」でした。諏訪湖では10日にはほぼ全面結氷し、氷が裂けたような筋が確認できましたが、一夜明け、沖では波が立ち、岸に近い氷は簡単に割れる状態でした。

八剱神社 宮坂清宮司
『本当にわずかに打ち寄せられた氷が残っているだけで、海はすっかり開けましたので、残念ではありますけれども「明けの海にて神渡りござなくそうろう」と注進状に書こうと思います』

観察を続ける八剱神社の宮坂宮司は、御神渡りが現れない“明けの海”を宣言、御神渡りは来シーズンに持ち越しとなりました。