県への調査報告を「延期」【ガソリン事前調整疑惑】延期の理由 県石油商業組合「公取委から調査中の事案に関する内容を公開することは差し控えるよう指示があったため」
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県内のガソリン価格が不正に事前調整された疑いがある問題で県が「県石油商業組合」に求めていた調査の報告が延期されました。
組合に立ち入り検査に入った公正取引委員会から調査中の事案に関する内容を公開することは差し控えるよう指示があったということです。
県石油商業組合に加盟する複数のガソリンスタンドでガソリンの店頭表示価格が不正に事前調整された疑いがある問題。
公正取引委員会は北信地域で販売業者などがガソリン価格を不正に調整するカルテルを結んでいた疑いがあるとしておととい、県石油商業組合に立ち入り検査を行いました。
県は今月6日、組合に対して事実関係の調査を行い、2週間後の20日までに結果を報告するよう求めていましたが、報告は延期となりました。
組合に対し、公正取引委員会から調査中の事案に関する内容を公開することは差し控えるよう指示があったということです。
これに対し県は「内容の公開ができない状況では当初の目的を果たすことができない」とコメントしたうえで組合が調査結果を報告することで公取委の調査に支障が出るかどうか確認を進めているということです。