【喜びの春】岩手県の公立高校で合格発表 山林火災で大きな被害の大船渡の高校でも
喜びの春です。岩手県で14日、公立高校入試の合格者が発表されました。盛岡と大船渡で喜びの声を聞きました。
【盛岡一高】
14日に合格者が発表されたのは、県内62の県立高校と盛岡市立高校です。このうち、盛岡第一高校では午後3時に合格者の番号が掲示されました。
女子生徒「(番号が)ありましたー。ウハハハ!」「(記者:高校で何やりたい?)応援!バンカラ下駄はいて応援しててかっこいいなと思いました」
生徒「副校長先生です!」
記者「えー、副校長先生…」
生徒「うれしすぎて。やばいです!」
父親「私たち、沿岸の方の野田村から来ていまして…」
副校長「赤ちゃんの時におうちが津波で流されて…抱っこされて逃げたんだよね」
父親「おかあさんが負ぶって逃げた…」
生徒「やば…」
父親「14年前ですか。この子が生まれたのが15年前で1歳半ぐらいの時だったんですよね。やっぱり大切な存在なので好きなことやらせてやりたいなと、入りたいと頑張っていたので、本当にうれしいです」
生徒「人見知りなんで、自分磨きして、友達100人ぐらい作りたいです」
【大船渡東高】
一方、大規模な山林火災が発生した大船渡市の高校でも、「サクラサク」笑顔が。
女子生徒「うれしかったです。勉強もちゃんとできるように頑張りたいです」
女子生徒「私も勉強で特に数学を頑張りたいです。」
男子生徒「とてもうれしいです。資格を取るための勉強とか体力づくりを頑張りたいです」
ことしの合格者数は、県立高校と盛岡市立高校の「推薦入試」から変わった「特色入試」を合わせて6732人でした。県立高校の二次募集の試験は24日に行われます。