バドミントン期待の星 U13ナショナルチームにも選出 岩手・盛岡市の小学6年生 工藤遥さん
10日の特集は女子バドミントン期待の星です。
全国大会で活躍し、U13ナショナルチームにも選ばれている岩手県盛岡市の小学6年生を取材してきました。
(授業の様子)
真剣なまなざしでタブレットと向き合うのは土淵小学校6年生の工藤遥(はる)さん。
給食の時間になると、、、
(Q、なんで集めているの?)
工藤遥さん
「わからないけど、なんか集めたくなっちゃった」
(Q、あと何枚ほしい?)
「(全面)埋まるくらい 」
友人・上田ゆらさん
(Q、遥さんはどんな人?)
「なんか笑う時の口開けて笑う感じがあほっぽい」
工藤遥さん
「…(見つめ合って爆笑)」
一見、笑顔がかわいらしい、ごく一般的な小学6年生に見えますが、実は…
12月に行われたバドミントンの全国大会に出場。
6年生以下の女子の部でベスト16に進出しました。
これまで県大会では向かうところ敵なし。
東北大会では優勝、全国大会でも2年連続で5位入賞を果たすなどし、現在はU13ナショナルチームにも選ばれています。
そんな遥さんがバドミントンを始めたきっかけは4つ年上の兄、高校1年生の夢羽叶さんの影響でした。
遥さん
「(兄の)練習が楽しそうで自分も一緒にやりたいと思ったので始めました。優しいし、変なことしていてもノリに乗って一緒にやってくれるからそういうところが好き」
兄・夢羽叶さん
「最初は自分だけバドミントンをすると思っていたので妹が来るとなり、うれしかった部分もあったし、強くなって兄として嬉しい気持ちでいっぱいです」
遥さんが所属するチームの練習は毎週3~4日。
平日は学校が終わったあと、夜7時ごろから練習を開始し、遊ぶ間を惜しんで鍛錬に励みます。
チームの監督である外川正昭さん。
遥さんがバドミントンを始めた幼稚園・年中のころから指導に当たってきました。
外川監督
「始めた時から『あっこの子は違うな』と思った。こっちが説明すると、それをすぐにできてしまう。話を聞ける子だと思っていました」
適応力の高さがピカイチの遥さん。
プレーでの持ち味は「スマッシュの強さ」です。
せっかくなのでそのスマッシュを体感してみました。
森田雄人アナウンサー
「早すぎます。ラケットを振った瞬間に、もう羽が手元にきているので反応できないです」
4月からは中学生になる遥さん。
すでに県外の強豪校に進学することが決まっています。
工藤遥さん
「県外のバドミントンの友達と同じ学校になって同じ場所で練習できるのがすごく楽しみ。シャトルを絶対に落とさないという気持ちとラリーを絶対に切らさないという気持ちで滑り込んででも取ってやると意識してラリーを楽しみたいです。(目標は)オリンピックに出てメダルを取ることです」
憧れの大舞台へ!
夢を叶えるべく、遥か先まで羽ばたきます。