【新たな産業目指して】東日本大震災後に区画整理も未利用の土地でブルーベリー栽培実証実験 岩手県大槌町
大槌町に新たな産業を作ろうと、ブルーベリーの栽培実験が始まることになり、5日に植栽式が行われました。
大槌町では、町中心部の利用されていない土地の活用と新しい産業の育成を目指し、「ブルーベリー栽培実験農園」を町内5か所に整備します。
5日、関係者とおおつちこども園の子どもたちが参加して植栽式が行われ、栽培ポットにブルーベリーの苗を植えました。
植えられたのは、東北でも育てやすい6種類で、水や肥料などは自動で供給されます。
大槌町の町方地区では東日本大震災後の区画整理で30万平方メートルの土地を整備しましたが、うち5万平方メートルは利用されておらず、今回の取り組みは農業・観光の振興を視野に入れています。
大槌町 平野公三町長
「本格的な収穫となったなった場合のプロセスを含め、どういう取り組みをしていくか期間内に進めていければな」
実証実験は来年度まで行われ、来年夏の栽培結果を踏まえ本格的な事業展開をするか判断するということです。