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【さらなる規模拡張も視野に…】半導体製造大手・キオクシア岩手北上工場 完成した第2製造棟の安全祈願祭 

2024年11月5日 0:00
【さらなる規模拡張も視野に…】半導体製造大手・キオクシア岩手北上工場 完成した第2製造棟の安全祈願祭 

 岩手県北上市にある半導体製造大手・キオクシア岩手に第2製造棟が完成しました。フル稼働すれば雇用規模は3000人にのぼるということで、5日は運用開始に向け、作業の安全を祈願する神事が行われました。

 いまや私たちの生活になくてはならないものとなっている、スマートフォンやパソコン。

 半導体製造大手・キオクシア岩手の北上工場では、これらに使われている大容量記憶装置・「NAND型フラッシュメモリ」を製造しています。

 完成した第2製造棟と管理棟は、AI・人口知能を活用したサービスの普及と多様化による需要の拡大を見込み、生産能力を増強しようと、2022年4月から建設に着手し、7月に完成しました。

 5日は、関係者およそ60人が出席し、完成した第2製造棟と管理棟が安全に運用されることを祈願しました。

 キオクシア岩手  柴山耕一郎 代表取締役社長
「地方に仕事をつくり、ひとの流れを生み出し、魅力的な地域をつくることに、キオクシア岩手は今まで以上に貢献していく。岩手から世界に向けてさらなる挑戦を続け、持続的な成長と発展を遂げられるように努める」

 岩手県 達増拓也 知事
「最新の統計では、岩手県の製造品出荷額は2022年に初めて3兆円を超え、業種別では半導体関連産業が1位となった。その原動力はキオクシア岩手の本格稼働であり、本県のものづくり産業は新たな成長ステージを迎えている」

 北上工場全体の雇用は、およそ3000人規模となり、関連企業を含めた地域経済への波及効果が期待されていますが、会見で会社側はさらなる拡張の可能性にも言及しました。

 キオクシア 渡辺友治 取締役副社長執行役員
「我々としてはあらゆる可能性と市場調査をしながら、規模の拡大を目指していきたいと考えている。すでに北上工場の南側にはスペースを用意していて、適切なタイミング・技術で拡大ができればと考えている」

 第2製造棟は来年9月の稼働開始を予定していて、フル稼働すれば生産能力はこれまでの2倍になるということです。

最終更新日:2024年11月5日 18:43
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