【増加する闇バイト強盗】“狙われない” “侵入されない”ために気をつけたい2つのこと ポイントは「訪問者の対応」 愛知県内でも不審な情報相次ぐ 強盗の下見か?
強盗に狙われないための効果的な対策は…?
10月31日、名古屋市内で住宅への侵入を防ぐための防犯講習会が開かれました。そこで実際に紹介された「夫50代、妻50代」「娘、2~3日実家に来る」などと書かれたメモ。家族構成や生活実態、部屋の間取りから、どこに金があるのかまで、細かく書かれています。
このメモは、愛知県警が数年前に住宅に侵入した窃盗犯から押収したものですが、なぜこのような個人情報が知られてしまうのでしょうか…?
愛知県警 鈴木一春警部:
「前兆として、訪問業者を装って情報を入手する可能性もあります。電話や訪問者の応対で、むやみに個人情報を教えないように」
ほかにも、思わぬ所に落とし穴が。SNSで「高級時計がたくさんあるよ」「今度、海外旅行に行くよ」などと発言するのは、泥棒に入ってくれと言っているようなもの。狙われないための日々の心がけが重要だといいます。
それでも強盗犯が来てしまったとき重要になるのが「訪問者への対応」です。例えば、日常的に見かける宅配の光景にも危険が潜んでいます。もし、宅配業者が偽物だった場合、ドアを開けてしまうと、強盗犯の侵入を許すことになるのです。
これを防ぐためには、身分証の提示を求めたり、誰から送られてきた何の荷物なのかを確認したりと、ドアを開ける前に本当に宅配業者なのか見極めること。そして、ドアを開けるときはドアチェーンをかけたまま対応することが大切。些細なことですが、この2つを守るだけでも侵入を防ぐことができます。
スマートフォンを使った最新の防犯カメラでは、不審者の情報を早く察知するだけでなく、「声」で追い払うことも。カメラの下についた赤外線センサーが人の体温を検知すると、スマートフォンに通知がきて、そのまま防犯カメラの映像を見ることができます。さらに、スマートフォンに向かって話すことで、遠くから犯人に「おい泥棒、警察呼ぶぞ」などと警告することも可能です。
警察は、このような対策によって被害を防ぐとともに、不審なことがあれば110番通報をしてほしいと呼びかけています。