【岩手山防災対策】避難者受け入れる「避難促進施設」指定など来年度の方針確認
噴火警戒レベルが「2」に引き上げられた岩手山です。防災対策を協議する会議が開かれ、ヘリコプターでの観測など、来年度の取り組みの方針を確認しました。
13日の会議には、有識者や県の担当者などおよそ20人が出席しました。岩手山は去年10月、噴火警戒レベルが「1」から「2」に引き上げられ現在入山が規制されています。
この岩手山の来年度の防災対策について、会議では、県の防災ヘリによる観測のほか、噴火した際に避難者を受け入れる飲食店や宿泊施設といった「避難促進施設」の指定と避難確保計画の策定などを進めていく方針を確認しました。
県によりますと、「避難促進施設」に指定しようとしているのは滝沢市など4つの市と町のあわせて183か所ですが、先月末時点、指定と計画の作成が済んでいるのは31か所だということです。