【速報】斎藤知事「コメントは差し控える」 百条委の報告書素案でパワハラ指摘『おおむね事実』記載も…「最終的には司法の判断」との見解示す
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兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を告発した文書について調べる百条委員会の報告書の素案で、パワハラが指摘された事例について「おおむね事実」と記載されたことについて、斎藤知事は19日の定例会見で、「正式な報告書が提出されていない段階で、コメントは差し控える」と語りました。
兵庫県議会の百条委員会は、非公開の協議会で、斎藤知事の県職員への“パワハラ”などの疑惑や、当初の県の対応が公益通報者保護法違反にあたるかどうかに関する報告書のとりまとめを進めています。
18日に行われた会合では、各会派の意見を集約した報告書の素案が示され、県の関係者によりますと、素案では、パワハラと指摘されていた知事による強い叱責などの事例について「おおむね事実」と記載されたほか、告発文書を作成した人物の特定を知事が指示したことについては、「公益通報者保護法に違反する」とする評価が大勢を占めているということです。
一方で、会派間の意見には溝があり、百条委員会は報告書の詳細な内容や表現を調整し、3月上旬の報告書提出を目指しています。
斎藤知事は19日の会見で、百条委員会が保酷暑で職員へのパワハラや公益通報者保護法違反を認定した場合でも、「最終的には司法の判断になる」との従来の見解を改めて示しました。