【速報】維新の調査に岸口県議「自分が手渡したといわれても反論しようがない」「軽率だったと反省」 死亡の元兵庫県議『黒幕』文書をN党立花氏に漏えい疑惑
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「NHKから国民を守る党(NHK党)」党首の立花孝志氏がネット上で、死亡した元兵庫県議を『黒幕』などと表現した文書を、百条委員会の委員を務める岸口実県議(維新)からもらったと発言したことについて、日本維新の会の岩谷幹事長は19日、岸口県議に対して調査した内容を説明しました。
岩谷幹事長らは、岸口県議と立花氏の双方に聞き取り調査を行い、岸口県議は民間のA氏とともに立花氏と会ったことを認めた上で、「どちらが文書を渡したかは少し記憶がおぼろげだが、渡すことを分かりながら同席し、自分が手渡したと言われても反論しようがない」などと説明し、「軽率であったと反省している」と話したということです。
調査結果は、20日以降に文書にまとめて地域政党「兵庫維新の会」に渡し、処分に関しては兵庫維新の会に委ねるということです。
■「印象操作した黒幕は竹内さん」文書が立花氏へ…竹内元県議は1月に死亡
斎藤知事の“パワハラ”などの一連の疑惑を調査する百条委員会の委員を務めた竹内英明元県議は、去年11月に「一身上の都合」を理由に議員を辞職。周囲にSNS上での誹謗中傷について、悩みを相談をしていたということです。その後、竹内元県議は1月に死亡しているのが見つかり、自殺とみられています。
立花氏は自身のYouTubeなどで「元県民局長の死亡の責任が、斎藤知事の責任に見えるよう印象操作した黒幕が竹内さん」などという旨の文書を公開していましたが、今月7日、「百条委員会の副委員長・岸口実県議から文書を受け取った」などと発言しました。
これに対し、岸口県議は10日、「去年11月に立花氏と会ったのは事実」とする一方、「紙を手渡したのは私ではない」と立花氏の説明を否定。日本維新の会の吉村洋文代表は、「事実関係を明らかにする」として、調査を行うよう指示したことを明らかにしていました。
■岸口県議は「今から思うと軽率、大変申し訳ない」
岸口県議は19日、報道陣に取材に応じ、「今から思うと軽率だった、大変申し訳ない」と語りました。
立花氏に手渡したとされる文書について、岸口県議は「当時文書を読んだ時は、書いてあることが事実かどうか分からないことが多くあり、うわさ話が一部にも書いてあった。当時は書いてあること自体が事実かどうか判断がつかなかった」と振り返り、SNSでの誹謗中傷が進んだことについて、「結果は受け止めなければなさない」と語りました。
その上で、「各方面にご迷惑をおかけしている、一定のけじめが必要」と語り、「百条委員会の副委員長としてどうするかを含めて(兵庫維新の会)の幹事長とも相談している」と明かしました。