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「今日で終わりかと思うと少し安心」患者に対する殺人の罪で服役後に無罪…湖東記念病院国賠訴訟が結審

2025年2月20日 18:54
「今日で終わりかと思うと少し安心」患者に対する殺人の罪で服役後に無罪…湖東記念病院国賠訴訟が結審

 滋賀県の病院で死亡した患者に対する殺人の罪で服役した後に無罪となった女性が、国と県に賠償を求めている裁判で、20日、最終弁論が行われ、結審しました。

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で看護助手だった西山美香さん(45)は、患者を殺害した罪で12年間服役した後、やり直しの裁判で無罪が確定しました。西山さんは、国と滋賀県に対し捜査の違法性などを訴え、約5500万円の損害賠償を求めています。

 20日の最終弁論で、西山さん側は、「警察は西山さんをマインドコントロールして調書を作成した」などと主張しました。一方、国と滋賀県は「西山さんが自発的に話せる配慮を行うなど、違法な捜査はなかった」などとして、訴えを退けるよう求めました。

 西山美香さん
 「きょうで終わりかと思うと少し安心しています。判決では県にも国にも勝ちたいと思っています」

 裁判は結審し、判決は7月17日に言い渡されます。

最終更新日:2025年2月20日 18:54
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