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大学生対象の農業体験ツアー キャベツの収穫体験も 若い世代の新規就農や県内定住につなげる岩手県の試み

2024年8月21日 18:29
大学生対象の農業体験ツアー キャベツの収穫体験も 若い世代の新規就農や県内定住につなげる岩手県の試み

 若い世代の岩手県内への定住や新たに農業を営む人を増やそうという取り組みです。大学生を対象に21日から農業の魅力に触れるツアーが行われました。

 ツアーは、岩手県が去年から開いていて、21日は県内外の大学生10人が参加しました。

 ツアーは1泊2日で行われ、一行はまずキャベツなどを栽培している岩手町の三浦正美さんの農場で収穫を体験しました。

(参加者した大学生)
「教わった通りにやったら、サクッと切れて楽しかったなにより生産者の人が毎日ひとつひとつカットしてくれたものが私たちの手元に届いているんだなと感じて、すごくい嬉しい気持ちになった」

(株式会社アンドファーム・三浦正美社長)
「だんだん高齢化しているのが事実です。農業の魅力を若い人たちに伝えて、次の農業を担ってくれる人材がたくさん農業に携わってほしい」

 次に訪れたのは、岩手町にあるトウモロコシの巨大迷路。

 広さおよそ1万2000平方メートル、コースの長さは2.5キロと、東北最大級を誇ります。

 行き止まりに突き当たったり、引き返したりしながらも30分ほどでゴールしていました。

(県から委託されたツアーの担当者・松岡惟さん)
「全国的にみても岩手県内、非常に農業の高齢化が進んでいる。ただし魅力的な農業もたくさんあるので、若い人に知ってもらうことが重要だと思うので、今回のツアーを活用してもらいたい」

 学生は、22日は葛巻町で酪農を体験するほか、今後、花巻市などで同様のツアーがあわせて3回行われます。